こんにちは!coharuです♪
同じようなものを何枚も編んでるけど…
実はちょっとずつ違うんだよ!
前段の編み目の頭(鎖)の向こう半目(自分から見て奥側にある半目)だけを拾って編んでいく「うね編み」。
伸縮性があって、ニット帽やセーターの袖口などに使えてとっても便利ですよね!
今まで、「細編み」と「長編み」でうね編みを編んだことはあったんですが、「引き抜き編み」でも編めるということを発見!
「引き抜き編み」のうね編みは、他のうね編みと見た目が全然違って、まるで別の編み方をしているようでとってもびっくりしました。
そこで今回は、「引き抜き編み」・「細編み」・「中長編み」・「長編み」の4種類のうね編みを編んで、どんな違いがあるのか見てみることにしました。
「うね編み」の詳しい編み方↓
それぞれの「うね編み」の作り目は
引き抜き編み~長編みまでの4種類のうね編みの作り目は、すべて8号のかぎ針で15目(約10㎝)になるように編みました。
それぞれの編み方でうね編みを編んでいき、編地が正方形っぽい形になるまで編みました。
引き抜き編みのうね編み
引き抜き編みのうね編みは、22段まで編みました。
引き抜き編みは編み目がきつくなりやすいので、ゆったり目に編みましたが、作り目が8㎝ちょっとに縮みました。
編み目がぎっしり詰まっていて厚みがあり、もっちりした編地になりました。
棒針の「メリヤス編み」みたいな見た目になっていますね。
細編みのうね編み
細編みのうね編みは、14段まで編みました。
作り目の長さは10㎝弱と、ほんの少しだけ縮みました。
畝と畝との間隔が程よく、使いやすそうな編地です。
中長編みのうね編み
中長編みのうね編みは、8段編みました。
編む段数が一気に減りましたね!
作り目の長さは約10.5㎝と、少し伸びました。
編地は「畝」というほどのデコボコ感がなく、ボーダー柄のような感じになりました。
長編みのうね編み
長編みのうね編みは、6段編みました。
引き抜き編みに比べると、編む段数が3分の1以下になっていてびっくり!
作り目の長さは約10.5㎝と、中長編みのうね編みと同じくらいになりました。
こちらも中長編みと同じく、「畝」というより「ボーダー模様」っぽくなりました。
それぞれの編地を引っ張ってみると…
それぞれの編地を横向きにして引っ張り、どれくらい伸縮性があるか比較してみました。
引き抜き編みのうね編み
約9㎝→約12㎝まで伸びました。
編んだ段数が多い分伸縮性があるのか、思った以上に伸びるなぁと感じました。
細編みのうね編み
約9.5㎝→約12.5㎝まで伸びました。
引き抜き編みよりも段数が少ないのに、同じくらい伸びたのにはちょっと驚きでした。
中長編みのうね編み
約10㎝→約11.5㎝まで伸びました。
見た目からもあまり伸びにくそうだなぁと思っていたんですが、想像通り引き抜き編み・細編みに比べると全然伸びませんでした。
長編みのうね編み
最後に、長編みのうね編みです!
約10㎝→約11.5㎝まで伸びました。
中長編みとほぼ同じような伸び方でした。
使いやすい「うね編み」は?
編む段数や編地の見た目、伸縮性を考えると、「細編み」のうね編みが一番バランスが取れていて使いやすそうに感じました。
「引き抜き編み」のうね編みはフィット感のある厚めの編地になるので、ニット帽のかぶり口やアームウォーマーの手首部分など、ピタッとさせたい部分に良さそうです。
逆に、「中長編み・長編み」のうね編みは、フィット感よりも編地のデザインを楽しみたい時にいいかもしれません。
締め付けが苦手な方は、あえて中長編み・長編みのうね編みでニット帽を編んでみるのもアリだと思います!
作りたいものに合わせて使い分けができるね!
ふわふわ&暖かい「長編みのうね編み」のニット帽の編み方↓
感想
「うね編み」4種類(引き抜き編み~長編みまで)
難易度 | |
総合評価 |
総合評価…個人的な満足度
編み方は同じなのに、どの編み目で編むかによって全然違う仕上がりになるのがとてもおもしろかったです。
個人的には「引き抜き編み」のうね編みの編地が気に入りました。
ただ、引き抜き編みの場合、段数をたくさん編まないといけないのがちょっと大変ですが…。
いろいろなところに使える「うね編み」、ぜひいろいろな編み目で編んでみてほしいです♪
作品の幅が広がりそう!