
前回に引き続き、「鎖編み3目」以外の長編みの立ち上がり方を試してみました!
前回は、「鎖編み3目」以外で長編みの立ち上がりを編む方法として「鎖編みなしで長編みを編む」という方法を試してみました。
仕上がりはとてもきれいなんですが、編み方がなかなか難しいので、もう少し簡単で「鎖編み3目」の立ち上がりよりもきれいに編める立ち上がりがないか、探してみることにしました!
鎖編みなしで長編みを編む方法↓
「細編み×2」で立ち上がりを編んだ場合

「細編み×2」なので、編み方はとても簡単です!
ぱっと見は編み目が馴染んでいるように見えますね。
ですが、高さが少し足りないのか、周りの目に比べると少し低くなってしまいました。
編み方
①前段引き抜いたところに細編みを編む。

②①で編んだ細編みの足の左側の糸1本に針を通し、細編みを編む。

③「細編み×2」の立ち上がりが完成。

④段の終わりは、「細編み×2」の2つ目の細編みの頭に引き抜く。

鎖編み1目+細編み×2で編んだ場合

「細編み×2」で立ち上がりを編んだ場合、少し高さが足りなかったので、1つ目の細編みの前に鎖編みを1目入れて高さを出してみました。
せっかく編んでみたものの、これぐらいの差なら鎖編み1目を足さなくても「細編み×2」の編み目の高さを調整すればなんとかなりそうな気もします…。
編み方
①鎖編みを1目編んだあと、前段引き抜いたところに細編みを編む。
②①で編んだ細編みの足の左側1本の糸に針を通し、細編みを編む。
「鎖編み1目+細編み×2」の立ち上がりが完成。
③段の終わりは、「鎖編み1目+細編み×2」の2つ目の細編みの頭に引き抜く。
「鎖編み2目+長編み」で編んだ場合

通常、細編みで次の段を編む時は立ち上がりに鎖編みを1目編み、細編みを編み進めていきますが、それと同じような感じで編む方法です。
編み方
①鎖編みを2目編む。

②前段引き抜いたところに長編みを編む。

③「鎖編み2目+長編み」の立ち上がりが完成。

④段の終わりは「鎖編み2目+長編み」の長編みの頭に引き抜く。

いろいろな立ち上がりの編み方

左から、
①「鎖編み1目+細編み×2」の立ち上がり
②「細編み×2」の立ち上がり
③「鎖編み2目+長編み」の立ち上がり
④「鎖編みなしの長編み(CSDC)」の立ち上がり
4種類を並べてみました!
①と②は編み方がとても簡単でよかったんですが、編み目が周りの目とちょっと違うなぁという感じがします。
あと、周りの目と高さを合わせるのが少し難しい気がします。
③は、編み目が長編みなので周りの目となじんでいてとてもきれいに見えます。
今回は円を編んだので鎖編み2目の部分が右隣の目に重なってあまり目立っていませんが、往復編みなど立ち上がりの目が編地の端に来る場合は、鎖編み2目の部分がポコッと横に出て目立ちそうな気がします。
④は編み目も高さも揃っていてとてもきれいなんですが、なんせ編み方が難しいので慣れるまでが大変ですね…。

いろいろな編み方があるんだね
感想
「鎖編み3目」以外の長編みの立ち上がり
難易度 | |
総合評価 |
総合評価…個人的な満足度
長編みの立ち上がりの編み方だけでもこんなにたくさんあるなんてびっくりですよね~。
いろいろ編んだ結果、やはり「鎖編み3目」の立ち上がりが一番簡単で万能なのでは…という気がしました。
個人的には「鎖編みなしの長編み」の立ち上がりの仕上がりが一番好みなので、難しい編み方ですがうまく編めるように練習して、実際の作品にも使ってみたいなぁと思いました。

「立ち上がり」の編み方って奥が深い…